発音

数か月の独学で一生ネイティブ発音になるためのパーフェクトガイド前編

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ネイティブのような英語発音・ネイティブのようなリスニング力

「英語をネイティブのような発音で話すことにはあこがれるけれども、発音って子供のころの環境で決まるでしょ?」
とか

「リスニングが伸びない・・聴き取れないから分からない、分からないからつまらない、つまらないから、勉強をやめてしまう」
とか思ってませんか?
私の経験から以下の二つについては断言できます。

  • 発音は独学で数カ月程度でネイティブ並みになれる
  • 自分の発音が良くなれば英語をリスニングする力も大幅に上がる


発音練習にはお決まりのやり方があります。

この記事を書いている僕は、15年前に新卒で働き始めてから都内の外資系コンサルを経て、現在ニューヨークで日本人ゼロのなか英語のみの環境で勤務しています(アメリカの永住権持ち)。
そんな私でも働き始めたころは英語発音やリスニング力は一般日本人と大差ないレベル。
同僚との会話はぎこちなく、英語会議ではほとんどわからずボーとする日々。。
でもこの記事に書いたようなやり方で発音を鍛え、アメリカにわたることに成功し、今では毎日ネイティブスタッフにバシバシ指示を出すシニアメンバーとして働けています!

発音が良くなると何がいいんだっけ?

ネイティブ発音の効用

発音がネイティブになればどんないいことがるでしょうか?
まず単純にかっこいいですよね。
実際日本人で発音がネイティブレベルなら同じ日本人からから一目置かれ、時にはモテるかもしれません(私は未経験ですが(´;ω;`))
また、ネイティブから見ても多くのカタカナ英語の日本人の中で目立って話が通じそうな人として一目置かれます。
さらに私の経験からも、自分の発音が良くなると不思議とリスニング力が跳ね上がります
これは音と単語の脳内辞書がより正確になるので聞こえてくる英語の単語を正確に特定できるようになるためです。
リスニング力が上がるともちろん学校のテストやTOEICで有利になるのは間違いありませんし、

  1. 高いスピーキング力とリスニング力でコミュニケーションが円滑になる
  2. ますます英会話の機会を得られる
  3. もっとうまくなる

という好循環が生まれます。

ネイティブ発音は訓練すれば身につきます!

実は、訓練することでほとんど完全なネイティブ発音を手に入れることは可能です。
そもそも言葉の発音は口の筋肉の運動の一種です。

  • 口を開けた時の口の大きさ
  • 舌の位置
  • 声帯の振るわせ方

といった要素が発音を形作りますが、すべて筋肉が動かしていますので、筋トレのようにトレーニングで望ましい形に鍛えることができます。

具体的には後ほど見てみますが、例えばsheの子音部分は舌の前半分を口内の天井に付かない程度に浮かせて強く息を吐きだすと発音できます。
試してみてください。
できましたでしょうか?

日本語では舌を天井付近まで持ち上げて止めるという動作をほとんどしませんからsheの発音をする筋肉がついていません。

でも毎日訓練をして身につけると見事なsheを発音できるようになります。

ネイティブ発音を身につければリスニング力も跳ね上がります!

自ら発音することが完璧になれば同時にリスニング力も大幅に向上します。

これは私も実際に体験した副効用でした。

ちょうどスポーツをするときにはそのスポーツの経験がある方が観戦でも、プレーヤーの一つ一つの動きの意味や次の動きの予測ができ、深く楽しめるのと同じです。
逆に観戦しかしたことないスポーツを突如やれと言われても全くできないでしょう。
「見るとやるでは大違い」なのです。
発音とリスニングの関係も同じと考えています。

具体的にどう練習する?

さてでは具体的にどうするか?

筋トレにもお決まりのルーティーンがあるようのと同じで、お決まりの流れがあります。

  • 単音を反復練習する
  • 音の変化のルールを覚える
  • ネイティブ特有のリズム・アクセント・抑揚(プロソディ)に慣れる

ここまでは色々なものに手を出さず同じ教材を何度も繰り返すことをお勧めします。
最後に、

  • いろんなマテリアルの多聴でさまざまな英語のバリエーションに慣れる

単音を反復練習する

英語には20個ぐらいの子音と同じぐらいの数の母音があります。
これを一つ一つ丁寧に発音することを毎日繰り返します。

え?多すぎじゃない?と思いますか?
一つ一つは非常に短くシンプルなので30分もあれば1周しますし、簡単に覚えられて通勤中でも料理中でもすぐに練習できます。
とりあえずこの記事でとりあげた重要なものだけでも練習してみてください。

大事なのはこの時期はこの単音の反復練習を必ず毎日やるということだけです。
そして少なくとも1か月続けることをオススメします。
慣れてくれば次の段階もやって構いませんがそれと並行してこの単音の反復は毎日続けるのが良いでしょう。

ここでオススメの教材は「英語耳」という教材です。
この本には舌と口の形をどうするか断面図で説明があり、音声CDが付属されています。
正しい発音を聞きながらすぐ繰り返す練習で精度を上げていけるマジでおすすめNo.1のロングセラー教材です。


英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる


単語耳英単語八千を一生忘れない「完全な英語耳」理論編+実践編Lv.1

私も昔使っていたころは英語耳を参考に1日30分、調子のいい日は2時間にわたってひたすら単音をトレーニングしました。

以下にこの英語耳を参考に具体的に単音とその発音のコツを列挙しました。
数が多いので重要なものから書いています。
英語耳にはすべて列挙されていますので詳しく知りたい場合はそちらをポチってみてください。

手順は、

  1. 各単音を含む単語を音声で聞く
  2. 音声に合わせて舌の位置、口の開け方などを意識しながら発音してみる
  3. 自分の発音を録音してチェック
  4. 音声の発音と自分の発音が同じになるまで口の開け方や舌の位置を調整する

を繰り返すとよいでしょう。

子音(Consonant)

子音は無声子音と有声子音がセットになっています。
両方同じ同じ口の形と舌の位置ですが、息を出すだけの無声子音に対して有声子音は声帯を震わせることで出る音です。

以下、口の断面画像はすべて上記にて紹介した「英語耳」から引用させていただきました。
また発音が実際に録音されているYoutube動画もリンクを張って引用させていただいています。

  1. lookのl: 舌を上の歯よりやや喉側の天井にべったりとつけて吐き出す息は舌の両側を抜けるようにする。

  2. redのr: 舌の根元を喉奥天井側に引き上げてからおろす際に喉の奥を震わせて鳴らす

  3. これは無声子音・有声子音と関係ありませんが、まず有名ものとして挙げました。
    lとrですがこのように発音の際は全く違います。
    よく知られているのはLightとRightの発音分けですね。

    まだわかりにくければ、以下のテレビCMの最後に"Lux super rich"と女優さんが発音しているのを聞いてみてください(28秒ごろ)。

  4. fatやveryの f(無声子音)とv(有声子音):上の歯を下唇に軽く当てながら勢いよく息を吐き出す。

  5. 一般には舌唇をかむとか言われていますが実は軽く当てるだけできれいな発音になります。

  6. thinやthisのθ(無声子音)と  ð (有声子音):舌が軽く歯の間から出る程度の位置に置きながら上の歯に触れさせ、息を吐きながら舌を引き込む

  7. これも一般に言われるように舌を噛む必要はなく、上の歯に軽く当てる程度で十分です。

  8. sheやvisionの ʃ (無声子音 )と ʒ (有声子音): 舌の前半分を口内の天井に付かない程度に浮かせて強く息を吐きだす


  9. seaやzoneのs(無声子音)とz(有声子音):上の歯と歯茎の間あたりにした先を浮かせつつくっつけない状態で空気を吐き出す



  10. sheとseaは日本語的には発音が近く紛らわしいのですが両方マスターすれば間違えなくなります。
    この紛らわしさを利用した早口言葉に"She sells seashells by the sea shore, I am sure."というのがありますので是非練習に使ってください。

  11. yearのj: 舌を天井に当たらない程度に持ち上げ、下げながら次の母音の音を出す


  12. 例えばyear[jiər]とear[iər]はきわめて音が近いですが、舌を持ち上げるという点で違い、慣れてくると言いわけと聞きわけができるようになります。

母音(Vowel)

基本的には英語はアクセントの箇所を除いて母音より子音を強く発音します。

  1. dogのa: 大きく口を開けて「ア」という
  2. catのæ: 「エ」から「ア」素早く変化させる
  3. butのʌ: 日本語の「ア」に近い感じで弱くしかし短く「ア」という
  4. この三つの「ア」の言い分けはネイティブっぽさに対して極めて重要です。
    特にこの母音以外は同じ子音の異義語がよくあるので聞き分けにも大事です。
    例えば"hot", "hat", "hut"は「ア」の発音だけが違います。

  5. birdのə:rまたはairの ər : 舌の奥側を口内奥の天井に近づけ、うなる感じで「アー」の音を出す
  6. birdとairの違いはうなる長さです。英語独自の発音ながら比較的簡単できるようになると思います。
    つまり発音できれば超ネイティブっぽいってことです。

  7. carのaərやforの oər : 別の母音から4.の ərにすばやくつなげる
  8. すでに母音単音と子音ərを組み合わせたものです。

・・・・・
以上が単音の発音でした。

コツに注意しながら発音してみればそれだけでネイティブっぽくて驚くと思います。
毎日すべての発音一通り練習(30分程度)することをオススメします。

音の変化のルールをおぼえる

さて、トレーニングを経てある程度単音ができるようになったら、単音の反復を続けつつ次の段階です。
ネイティブの英語は単音でぶつぶつ切れて発音されているものではありません。
特にネイティブスピードの早い発音では、一つの文章の中で前の単語の再度の単音と次の単語の最初の単音がやんわりとつながって音が変化します。

例を見ていきます。

Take it easy. 

発音:テイキトイズィー

単音発音ではテイク イット イーズィーですが、テイキトイズィーになり 、さらにテイキロイズィーになります。

Check it out!

発音:チェキラゥ

単音発音ではチェック イット アウトですが、チェッキトアウトになり、さらにチェキラゥになります。

このようにtの発音はlに変化しがちです。

Look up!

発音:ルカップ

単音発音ではルック アップですが、ルカップになります。

また、やんわりとつながる変化以外にも、同じ口の形で発音する二つの子音が並ぶ場合は後ろの子音のみ発音されがちです。

as soon as

発音:アスーンナズ

単音発音ではアズ スーン アズですが、アスーンナズになります。

cupboard

発音:カッポード

単音発音ではカップ ボードですが、カッポードになります。

ほかにも

  • 語尾の破裂音は消える
  • あいまいな母音は消失する

といった変化ルールがありますが音の変化のルールはそんなに数は多くありません。

これもオススメの教材は「英語耳」です。

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる


単語耳英単語八千を一生忘れない「完全な英語耳」理論編+実践編Lv.1

同様に反復練習を毎日やってください。
途中飽きると思いますので次の段階(実際のマテリアルを使うので楽しい)に進んでも構いませんが並行して反復練習は毎日続けることをオススメします。

・・・・
さて以上がネイティブ発音を身につける記事の前半です。

ここまでは基礎トレーニングが多くげんなりしたかもしれませんが、
次から始まる「ネイティブ特有のリズム・アクセント・抑揚(プロソディ)に慣れる」からは映画やテレビドラマなどの実際のコンテンツを見て学びます。

この段階までこなせたからこそ味わえる「かなり聞き取れる!発音がまねできる!」という喜びを味わえる段階なのでぜひ頑張ってください。

後編も以下にアップしました!

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